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炎の内側

スペインのアンディラで発生した山火事は、2万ヘクタールの森林を焼き尽くしましたが、1,000本ほどの杉の一群は青々としたまま焼け残りました。水分を保持する性質があるため野火の中で生き残ったのです。

祈りで愛する

信仰のために投獄されている宣教師が、面会を許された妻に「人々はまだ私のために祈っていますか」といつも尋ねます。彼の命は、劣悪な環境や周囲の敵意により、常に危険にさらされているので、世界中のキリスト者は熱心に祈っています。彼は、神が祈りを力強く用いられると信じているので、信徒の祈りが続いていることを確かめたいのです。

永遠を見る目

友人のマデリンは、子や孫たちが永遠を見る目を持つように祈ります。心乱れる日々の後、娘が亡くなりました。マデリンは悲しみの中、家族が苦しみに飲み込まれて刹那的にならず、むしろ永遠の視点をもっていつくしみの神を信じ、希望に満たされるように祈っています。

堅く立つ

エイドリアン一家はキリスト信仰のために迫害されていますが、その中で主の愛を実践しています。教会の中庭はテロリストの訓練場だった頃の弾丸の跡で荒れていますが、彼はそこに立ち、「今日は受難日です。イエスの十字架での苦しみを覚えましょう」と言いました。そして、その町に留まった信仰者の苦しみは、未だ終わっていないと続けました。彼らはそれでも、そこに留まることを選びました。「私たちはまだここにいて、堅く立っています」と語りました。

すべてに勝る神

クリスチャンになったと伝えると、クリスチャンに傷つけられた過去を持つ母は怒って、「今度はあなたが私をさばくの。それはごめんこうむるわ」と言って電話を切り、一年間、口をきいてくれませんでした。とても辛かったのですが、神との関係が何より大切だと思い直しました。そして、母に電話を切られるたびに、彼女を愛せるように、また彼女のために祈りました。やがて母は和らぎ、その数ヵ月後、「あなたは変わったわ。私もイエスのことを知りたい」と言いました。まもなく母はキリストを信じ、神と人々を愛する余生を送りました。

苦しみの中の強さ

地下教会の牧師ハーラン・ポポフは、1948年、自宅から連行されました。休息無しで尋問され、10日間、食事ももらえません。スパイ容疑を否定するたびに殴られました。しかし、苛酷な取り調べを生き抜いただけでなく、彼は周りの囚人たちをイエスに導きました。11年後、ついに釈放され、2年後に亡命して家族と再会するまで母国で伝道しつづけ、その後は、聖書のメッセージの取り次ぎと、キリスト信仰に不寛容な国々で聖書を配布する活動を支える資金集めに奔走しました。

失敗はありえない

米国の公民権運動家スーザン・B・アンソニー(1820年-1906年)は、女性の平等な権利のための辣腕な活動家で「失敗はありえない」と語りました。絶えざる批判、不法投票による逮捕、裁判、有罪判決にもかかわらず、女性参政権という大義は正しいと信じて、決してあきらめないと心に誓いました。彼女は自分の働きの実を見ることなく他界しましたが、その信念が正しかったことは歴史が証明します。1920年、合衆国憲法修正第19条の批准により、米国の女性は投票する権利を獲得しました。

暗闇に光

ぺ氏は著書の中で、神の忠実さと暗闇を貫く福音の力を語ります。一家は信仰のために迫害されました。しかし、不思議なことに、友人に伝道したという理由で投獄されると、彼の信仰が強まりました。それは彼の両親が強制収容所行きの判決を受けた時も同じで、彼らは収容所の中でもキリストの愛を伝えつづけました。ぺ氏は「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった」 (ヨハ1:5)という聖書の約束は真実だと語ります。

勇士のように歩む

エマは18歳。イエスを信じる喜びについてソーシャルメディアで 堂々と語ります。しかし、彼女の容姿を云々したり、イエスを信じているのは知性が欠けるからと言われたりなど、悪意ある中傷も多々あります。彼女は心無い言葉に深く傷つきますが、それでも大胆な信仰で福音を伝え、イエスに対する愛と隣人に対する愛を語ります。しかし時々、批判する人の言葉で自分を評価しそうになります。そんな迷いがわき起こるとき、彼女は神にすがり、迫害する者のために祈り、みことばを黙想し、聖霊によって力づけられて自信を取り戻し、前進します。